リッツ・カールトンの歴史

第3章 新たなる繁栄

アメリカに進出したリッツ・カールトンでは、セザール・リッツの死後、妻マリーが彼の意思を継承していました。ヨーロッパにしかないような一流のホテルを建設するという理想のもと、ホテルの経営を拡大。ニューヨーク、フィラデルフィア、ピッツバーグ、モントリオールなどに進出し、最高の設備と料理によって世界中の人々から支持を集めました。

1927年には、世界的に認められるホテルを地元に建てたいというボストン市長の依頼により、不動産会社を営むエドワード・ワイナー氏が商号使用の許可を取り、ザ・リッツ・カールトン・ボストンをオープン。ワイナー氏は、セザール・リッツの伝統を受け継ぎながらも、アメリカの独創性やボストンの地域社会に根ざしたセンスを取り入れた新しいサービスを創造しました。地元の社交界からはもちろん世界の上流階級の人々や著名人・文化人が訪れたこのホテルには、数々の華やかなエピソードが伝えられています。

1961年にワイナー氏が亡くなった後、不動産会社の会長兼オーナーであるジェラルド・W・ブレイクリー氏がザ・リッツ・カールトン・ボストンを運営しますが、ホテルと全米におけるザ・リッツ・カールトンの商号使用権を1983年にアトランタのウィリアム・B・ジョンソンに売却。ホテルの運営と商号使用権をとりまとめたジョンソンは、「ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーL.L.C.」を設立しました。これが現在の"新世代のリッツ・カールトン"の始まりとなります。

リッツ・カールトンの歴史

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