リッツ・カールトンの歴史

第5章 ライオンとブルー・ゴブレット

絵画やアンティーク。クラシックな家具。上質な輝きを放つシャンデリア。リッツ・カールトンはさまざまなもので彩られていますが、長く親しまれているシンボリックなアイテムとしては、ロゴマークのライオンやブルー・ゴブレットが有名です。

ライオンと王冠を組み合わせたロゴマークの誕生は1905年へと遡ります。パリの「ホテル・リッツ」とロンドンの「カールトン・ホテル」の名前を取って「ザ・リッツ・カールトン・マネジメント・カンパニー」が北米に設立された際、出資会社であった保険会社のロゴマークであるライオンとイギリス皇室のシンボルである王冠の組み合わせを、セザール・リッツが考案しました。
1968年、ホテルの方向性をより明確にする意味も含め、ライオンの顔立ちがより優雅にデザインされ、現在のロゴマークが完成しました。

ブルーのゴブレットは、ザ・リッツ・カールトン・ボストンの「ザ・ダイニング・ルーム」に飾るチェコスロヴァキア産のクリスタル・シャンデリアの色に合わせて、ワイナー氏がオーダーしたものと言われています。今では世界中のリッツ・カールトン・ホテル&リゾートのすべてのダイニングルームとカフェを美しいブルーが彩るようになりました。
実はブルーのガラスは1920年代のボストンではステータスの象徴でした。ヨーロッパから輸入された窓ガラスがボストンの空気に触れ、ブルーに変色したからです。つまりブルーのガラスはその家の持ち主が輸入品を買うほどの財産があることを意味するラグジュアリーなアイテムだったのです。

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